近年、ゲーム市場が盛り上がっています。
「プロゲーマー」「eスポーツ」といった用語も一般的になり、今後さらに盛り上がっていくことでしょう。
ゲームというと、企業から販売されているものをイメージする人も多いかもしれません。
しかし実は、個人でも簡単にゲーム開発ができる時代になっています。
本記事では、ゲーム開発ができる「Unity」について詳しく解説しました。
読み終える頃には、「ゲーム開発をやってみたい!」という気持ちになっていることでしょう。
では、さっそく見ていきましょう。
Unityとは?
Unity とは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲーム開発プラットフォームのことです。
また、ゲームエンジンとも呼ばれます。
完全にゼロの状態からゲームを作るのは非常に難しく、かなり難易度が高いです。
しかし Unity のようなゲームエンジンを使うことで、個人でも簡単にゲーム開発ができるようになります。
上の画像は「Unity エディター」といって、これを使ってゲーム開発を進めていきます。
Unity で作られているゲーム
Unity ではどんなゲームが作られているのでしょうか?
実は、世の中に出ている人気ゲームも Unity で作られています。
- ポケモン GO
- 白猫プロジェクト
- FALL GUYS
- スーパーマリオラン
上記は一例で、他にもさまざまな大人気ゲームが開発されています。
自分でも触れるゲーム開発エンジンでも大人気ゲームが作られているのは、とても夢がありますね。
対応しているプラットフォーム
引用:https://unity.com/ja/features/multiplatform
一番身近なゲームと言えばスマホゲームですが、Unity ではスマホゲームだけでなく、さまざまなプラットフォームに対応しています。
例えば、テレビゲームの PS4 や PS5、Xbox One なども、Unity で開発ができます。
かつてはこのように思っていましたが、Unity などのゲームエンジンを使って作られているんですね。
世の中に販売されているゲームは、会社しか作れないものと思っていました。
しかし、個人でも作れるということを知り、興味を持って始めてみたのもきっかけのひとつです。
Unity でできること
Unity でできることは、大きく5つです。
- モバイルゲーム開発
- デスクトップゲーム開発
- ゲーム機用ゲーム開発
- Webゲーム開発
- AR/VR アプリ開発
モバイルゲーム開発は、App Store や Google Play でダウンロードできるようなアプリのことです。
デスクトップゲーム開発は、Windows や Mac などパソコン向けのアプリのことです。
ゲーム機用はゲーム、ニンテンドースイッチや PS4 などですね。
Web ゲームというのは、WebGL という形式で出力することで、Web ブラウザで動かせるアプリのことです。
AR はポケモン GO で実装されているような、「現実+α」でデジタルの情報を付加できる技術のことです。
VR は自分がデジタル世界に入っているかのように体験できる技術のことです。
一度 Unity を学んでしまえば、さまざまな分野に応用できますね。
Unity の良いと思っているところ3つ
私が個人的に思っている Unity の良いところを3つ書いていきます。
1. 学習環境が整っている
公式サイトには Unity Learn という学習環境があり、動画を見ながら無料で学習をすすめることができます。
さらに、Unity Learn Premium というさらに質の高いコンテンツも、2020年6月から無料化されるなど、さらに学習しやすくなっています。
Unity 入門者向けの書籍もたくさんありますし、解説された記事もたくさんあるので、初めての人でも始めやすいのは間違いありません。
2. C# が使える
画面をつくるところは Unity エディター上で作りますが、裏のロジック部分は C# で実装します。
と思う人もいるかもしれません。
プログラムをあまり書きたくない人は、ほぼノーコードでゲーム開発ができるツールもあるので安心してください。
プログラムを書きたい人で、C# が好きな人は間違いなく Unity に向いています。
思う存分、C# を書いてください。
3. 先人たちの知見が無料で使える
「2D スクロールゲームを作りたい」「シューティングゲームを作りたい」というところから、ゲーム開発を開始すると思います。
ただ、テンプレートがないと具体的にどうやって作ったらいいのかわからないですよね。
そこで「Asset Store(アセットストア)」を使います。
アセットストアとは、さまざまなゲームのテンプレートや素材、プログラムのロジックなどがハンバにされているプラットフォームのことです。
- シューティングゲーム
- パズルゲーム
- 2D スクロールゲーム
上記のようなテンプレートがすでに用意されているので、作りたいゲームもすぐに作ることができます。
アセットストアを使うことで、自分でゼロから実装する必要がなくなり、ゲーム開発をより加速させることができます。
有料だけでなく無料のものもあるので、積極的に使っていきたいですね。
Unity の料金
引用:https://store.unity.com/compare-plans
Unity は基本無料で使えます。
ただし、過去12ヶ月の収益が10万ドル(日本円で1000万円くらい)を超えた場合は有料になります。
最初のうちに超えることはないので、お金の心配はしなくて大丈夫です。
それぞれのプランの違いを知りたい人は、公式サイトの料金表を参照してください。
Unity の今後
Unity のバージョンは頻繁にアップデートされているため、常に進化を続けています。
また、2020年には上場し、正式な取引初日に株価が31%以上も上昇したという記録も残っています。
今後さらに成長を続け、より素晴らしいサービスになっていくことは間違いありません。
まとめ
Unity とは何なのか、Unity では何ができるのかを解説しました。
ゲームエンジンのことで、無料で使うことができます。
個人でも簡単にゲーム開発ができ、テンプレートも充実しています。
Unity を始めて、自分の作りたいゲームを作ってみましょう。
PlayFab のことをもっと皆さんに知ってもらいたくて、合計500ページ以上にもなる書籍を5冊に分けて執筆しました。
私の知識をすべて詰め込んでいるので、ゲーム開発をさらに加速させたい方はぜひご覧ください。