ストアでバンドルを売る手順について解説します。
「バンドルってそもそも何?」というところから、画像付きでわかりやすく解説しました。
この記事を読むことで、バンドルの基礎知識から実際の使い方まで学ぶことができます。
コラム的な内容も書いているので、ぜひ最後までご覧ください。
ではさっそく見ていきましょう。
ストアでバンドルを売る手順
具体的な手順としては、以下のようになります。
- バンドルを登録する
- ショップにバンドルを登録する
- バンドルを購入する
ですが、この解説をする前に、「バンドルってそもそも何なの?」という疑問に答えていきたいと思います。
バンドルってそもそも何?
バンドルに馴染みがない人のために、理解を深めるイメージを用意しました。
今回は、フルーツセットを買ったり売ったりするシーンについて考えてみましょう。
例えば、バナナやスイカは1つずつ売ることもできますが、セットで売りたいときもありますよね。
そんなときに役に立つのが「バンドル」です。
バンドルを使うことで、色んな種類のアイテムをセットで売ることができるようになります。
日本語に直すと「アイテムの詰め合わせ」ということですね。
海外のゲームや販売サイトなどでは割と見かけるのですが、日本ではあまり馴染みがない言葉だと思います。
仮にフルーツセットを買ったとすると、その後は1つずつ分けて食べますよね。
それと同じで、バンドルも購入後は1つずつのアイテムとしてインベントリに格納されるようになっています。
またアイテムだけでなく、ゲーム中で使用できる仮想通貨もバンドルとして販売されるのが多いです。
以下は開発中のゲーム画面ですが、こんなイメージですね。
バンドルのイメージが湧いてきましたか?
それでは、具体的な使い方を解説してきますね。
バンドルを登録する
まずはバンドルを登録しましょう。
PlayFab の管理画面から、「エコノミー ⇒ カタログ ⇒ バンドル ⇒ 新しいバンドル」を選びます。
すると以下の画面が出てくるので、細かい情報を入力していきます。
ポイントは、時間で消費するアイテムに設定するところです。
消費型に設定しておくと、指定した時間で自動的にアイテムを消費してくれます。
システム上の流れは以下のとおりです。
- バンドルを購入する
- バンドルの中に入っているものが付与される
- 指定された時間後、バンドルが自動でインベントリからなくなる
自動で消費してくれるのは便利ですね。
あとは、バンドルの中身のアイテムと価格を設定していきましょう。
今回は以下のバンドルとしました。
- 200,000 GD でバンドルを購入できる
- 中身は 2,150 GM(仮想通貨)
これを何種類か登録すれば、先ほど紹介したジェムパックの出来上がりです。
仮想通貨ではなくアイテムのバンドルにした場合は、「バンドルコンテンツ」を普通のアイテムにすればOKですので、試してみてください。
ショップにバンドルを登録して購入する
今までの操作で気づいた人もいると思いますが、バンドルは「1つのアイテム」として登録します。
つまり、ショップで登録したり購入する手順は、普通のアイテムと変わりません。
ストアのアイテムを一覧表示して購入する手順で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
おまけ1:バンドルを永続型にしたらどうなるの?
ここまで「バンドルは消費型で登録してください」と書きましたが、永続型にしたらどうなるのでしょうか?
この場合は、PlayFab が親切に警告してくれるようになっています。
うっかり永続型にしてインベントリがおかしくなってしまった、という事態は防げそうですね。
おまけ2:バンドル消費前にインベントリを取得したら?
これはそのとおりで、インベントリから消費される前に取得すると、バンドルも一緒に取れてしまいます。
念のため、バンドルが自動で消費される前にインベントリを取得したケースも考慮しておくべきでしょう。
バンドルを登録するときに「アイテムクラス」を設定しておき、そのアイテムクラスを除外してインベントリを取得すればOKです。
// バンドルのアイテムクラスは除外してインベントリを取得
List<ItemInstance> inventry = GetUserInventoryResult.Inventory.Where(x => x.ItemClass != "CurrencyBundle").ToList();
まとめ
PlayFab のストアでバンドルを売る方法について解説してきました。
最後に、紹介した内容をまとめておきますね。
この記事を参考に、みなさんもぜひバンドルを使ってみてください。
- 一言でいうと、アイテムの詰め合わせのこと
- アイテムや仮想通貨をバンドルとして登録する
- 自動で消費するように「消費型」としておく
- バンドルを除外してインベントリを取得すること
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私の知識をすべて詰め込んでいるので、ゲーム開発をさらに加速させたい方はぜひご覧ください。